有森裕子さん、講演会

けんしん創立60周年記念の有森裕子さんの講演会があり、

招待券を社長に頂き行ってきました。

バルセロナ五輪銀メダル、アトランタ五輪銅メダルと輝かしい成績の有森さんです。

「自分で自分をほめたい。」と名言があります。

 

印象に残った話では、小学校、高校時代の恩師の話や赤ちゃんの頃に両足股関節脱臼で生まれてきたので、内股でよく転ぶこともあり、選手になってからも怪我が多かったそうです。小学校時代はスポーツ万能ではなく手芸クラブ、高学年で陸上クラブ。中学校時代は、バスケ部だったそうです。

 

高校時代は、中高一貫校で運動部が盛んで陸上部もエリート選手を集めた高校で素人は入れないと断られ続け、毎日、顧問の先生を4カ所で待ち伏せし、4ヶ月以上かかり話を聞いてもらい入部出来たそうです。顧問に「おまえは変わっている、やってみろ」と言われたそうです。その思いや熱意が伝わり入部出来たそうです。

 

マラソンは、走る距離は同じでもその日の天候や坂、走る人の人数で毎回何が起こるか分からないそうです。

どんな状況でも、すべてを力に頑張ってきたそうです。練習では、手を抜くことはしてこなかったそうです。

「いつも全力、諦めない、いつか必ず前に行ける、今日しかない、粘る、辛抱強い。」

この精神的な強さが最大の武器だと思いました。

「人は、死ぬまで平等にチャンスがあり、ぼーっとしている人はそのチャンスが降りてきても気がつかない。」

「大事なことは、自分が何をしたいのか、何を求めているのか、毎日本気で一生懸命、必死に生きているのか。」

「何かひとつでもいいから頑張ることをする。」とおっしゃっていました。

 

五輪メダリスト有森さんは、毎日一生懸命生きて行くことを多くの人達に伝えたいと感じました。とても、心に響く講演でした。