物流ウイークリー

2022年1月17日発行の物流ウイークリーに掲載されました。

栄光陸運 鈴木社長 より良い会社を目指す

 「従業員やその家族、そして会社を守るための意識づくりをすすめた一年だった」。栄光陸運(碧南市)の鈴木栄子社長はそう語って力を込めると、2年目となったコロナ社会における自社や自らの動きを振り返った。

 鈴木社長は「輸送品質を高めることが顧客の安心を生み、安定的な仕事が従業員の安心を生む」と語って会社の姿勢を明示。「それぞれが役割と責任を全うすることで会社が成り立っている」と従業員ありきとする自社の形に言及し、「協調性をもって業務に取り組むというのが栄光陸運のあり方」との考えを明かす。

2021年に関してはコロナ社会と向き合いながらも2020年末に建設した社内用会議施設である「コンベンションセンターEIKOU」の活用推進や、外部によって社長の講演会が企画されるなどこれまでとは違った動きも見せてきた同社。また恒例となっている社長の絵画をベースとしたカレンダー制作は今年も継続され、「世の中が明るくなるように」と表紙にはピンクのハートを印象付けた。

 今年はスタッフと車両の充実に意欲を見せ、「しっかりとした組織づくりと営業展開を通してこれまでやってきたことの深化をはかり、より良い会社を目指していきたい」と語る鈴木社長。積極的な動きとさらなる発展を見据える同社は、2023年の1月に30周年を迎える。(新妻聖一)